【No.6】アメリカ国歌は、じつはイギリスの曲ってマジ?

英国との独立戦争に勝って誕生したアメリカ合衆国。その国歌はなんと、敵国のイギリスの歌だったものだ。
アメリカ国歌が生まれたのは1814年、再びアメリカとイギリスが戦った米英戦争の真っただ中。
そして、アメリカのマクヘンリー砦が攻撃されているとき、フランシス・スコット・キーという若い弁護士が、星条旗の勇ましくたなびく様子に感動し、『星条旗』という詩をつくったのだ。
その詩が評判をよび、やがてメロディーがついて陸海軍の軍歌に採用され、その後、アメリカの国歌にもなった。そして、そのメロディーが、『アナクレオンの歌』というイギリスの古い歌だったのだ。
アメリカ人は、敵国の歌を歌いながら、戦争を戦いぬいたわけである。