【No.19】えっ!淡水魚は水を飲まないって本当⁉︎

同じ水のなかを泳ぐ魚でも、海水魚は水を飲むが、淡水魚は水を飲まない。これは、細胞の塩分濃度が違うからだ。
海水魚の細胞は、海水よりも塩分濃度が低い。そのため、放っておくと浸透圧の関係で、細胞内の水分がどんどん体外にでていく。それでは体が萎んで死んでしまうので、海水を飲むことで体内に水分を取り入れているのだ。
いっぽう、淡水魚の細胞は、川の水よりも塩分濃度が濃く、海水魚とは逆に水分が体内にどんどん入ってくる。そのため、水を飲んで、体内の水分をふやす必要はないのだ。