【No.27】えっ!大きさ9センチの細胞があるって⁉︎

生物の授業で、自分の細胞を顕微鏡でのぞいたことがあるという人は多いだろう。この細胞、とにかく顕微鏡で見るような小さいものと思われがちだ。
実際、ヒトの精子で60ミクロン、ミドリムシで50〜100ミクロンといった具合に、ほとんどの細胞は顕微鏡をつかわなければ、きちんと見ることができない。
しかしなかには、肉眼で簡単に見ることのできる細胞もある。
たとえばニワトリの卵黄である。大きさにすれば3センチほどになるが、これもれっきとした一つの細胞なのだ。これがダチョウの卵黄ともなると、9センチにもなる。ひと口に細胞といっても、その大きさはいろいろなのだ。