【No.7】芽キャベツはキャベツの子供てまはない!

大根の双葉が開いたころに摘んだものを『かいわれ大根』とよぶ。同じように『芽キャベツ』のことを、キャベツがまだ若い芽のうちに摘んだものと思っている人がいるかもしれないが、それはまちがい。芽キャベツが育っているところをみれば一目瞭然。キャベツのように一つ一つなるのではなく、『メキャベツ』という植物こ葉のつけ根に、ブドウのように何十個もかさなりあってできるのだ。
植物は、葉の付け根の部分に『側芽』と呼ばれる小さな芽ができる。この側芽に付いた小さな葉がかさなりあって、球状となったものが、芽キャベツこ正体だ。
キャベツの場合、側芽を放っておいても、葉がかさなりあって球状になることはないし、また芽キャベツをそのまま育てても、キャベツになるわけではない。